私共は鍛造加工の仕事を通して様々な分野のプロフェッショナルと協力関係を持ちます。この関係から生み出された数々の商品をご紹介します。それらの商品は全て専用設計による1点ものです。
-ダイセット-
鍛造加工するには金型が必要です。その金型を鍛圧機にセットする為のものが「ダイセット」です。ダイセットは設計段階で様々なノウハウを必要とします。
このダイセットには特殊な鍛造加工を可能にするため油圧シリンダーを内蔵してあります。なかのシリンダーに油圧発生装置を取付け、ダイセットに油圧作動軸を追加しています。
-金型-
鍛造加工するには金型が必要です。これらの金型は解析やテスト加工を経て設計製作します。一度量産が始まると何万回も使用することで様々な問題点が生じます。FSAではそれらの問題点に対し、トラブルシューティングが可能です。作るだけではない。ハイレベルな金型をお届けします。
-超硬パンチピン-
鍛造加工では多く超硬合金製のパンチピンが使用されます。ナットの下穴を1本で何百万個もあけたり、ベアリング鋼などに対し深い穴をあけたりと、一般的なハイスピード鋼製のパンチピンでは難しい領域で活躍しています。パンチピンに使用する超硬合金は種類が多く、パンチピンに合わせて使用するPVDコーティングも種類多数です。これらは鍛造加工内容と相手材料により相性があり、FSAではそれらの選定を提案することができます。
サイズはφ0.1㎜の超小径ピンから、φ50㎜×300㎜オーバーの大きなピンまで高い精度で製作可能です。
しかも国内トップクラスの生産数を誇るメーカ様のご協力によりコスト競争力も抜きんでています。超硬製のパンチピンは高コストな商品であるうえ、製作メーカにより大幅な価格差が見られます。ご検討の際にはFSAの品質、価格をお確かめください。
-放電加工-
コンプレッサーなどの構成部品にスクロールという部品があります。このスクロール、金型の形状が狭く深いものになります。通常の加工では難しいためグラファイトを使った放電加工を行いました。
FSAでは困難な形状加工が可能です。
難易度の高い放電加工。高硬度材(超硬、セラミック、熱処理後のスチール)の直彫り加工。
完成でも部分加工でも承ります。
-ステンレス鋳物への平面研磨-
1000㎜×500㎜×H500㎜という大きさのステンレス鋳物。大型なうえ、マグネットでチャッキングできないという状況化で両端を平面研磨しています。
その他ねずみ鋳鉄やアルミ、石板などの、1mオーバーの長物であっても平面研磨が可能です。
-熱間鍛造用アダプタープレート-
「油圧シリンダ」と「ダイリフタ」、「ダイセットクランプ」を3役あわせ持つFSAのオリジナル商品。通称アダプタープレートです。このプレートは上にダイセットを搭載することができ、内蔵の油圧シリンダはダイクッションとして使用することもできます。
更に熱間鍛造加工による厳しい環境下でも可動部分が故障しにくいよう工夫を施してあります。画像では既に黒鉛でドロドロですが、作動に問題はでていません。